【2025年版】夏のお墓参りにおすすめの服装と暑さ対策まとめ
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毎年、暑さが厳しくなる夏。
今年の夏は、特に6月から猛暑日が続き、熱中症などが心配になります。
夏はお盆の期間もあり、家族や親族とともにお墓に行く人も多いかと思いますが、夏のお墓参りや法要には「暑さ対策」が欠かせません。
炎天下でのお墓での掃除や供養は、体に大きな負担がかかることもあり、熱中症などのリスクがあります。
そこで今回は、夏にお墓参りや法要を行う際のマナーや注意点、そして熱中症対策や持ち物のポイントまで、幅広くご紹介いたします。
目次
夏にお墓参りや法要が多く行われるのは、なぜ?

日本では、毎年8月13日〜16日ごろに行われる「お盆」の時期に、お墓参りや法要を行うしきたりがあります。
この期間は、全国的に多くの家庭で故人を迎え入れ、供養するための行事が行われます。
(地域によっては異なる日程でお盆を行う場所もあります。)
お盆は、ご先祖様の魂が一時的にこの世に帰ってくるとされ、昔から日本では大切にされてきた行事です。
仏壇に精霊棚を設けてお迎えし、故人を偲ぶ時間を家族で過ごす時間となっています。
この時期には、お墓を掃除し、お花やお線香をあげて供養する方が多くなります。
特に都市部では、普段なかなかお墓へ足を運べない方も、お盆期間の帰省をきっかけにお墓を訪れることが多く、「夏=お墓参りの季節」と言うこともできるでしょう。
夏のお墓で注意したい危険性
夏に法要やお墓参りが多く行わる時期である一方、夏のお墓は気温が高くなるため、注意することが必要です。
◇霊園内の「体感気温」は想像以上に高い

霊園は日陰が少なく、墓石の照り返しが強いため、真夏の体感温度は実際の気温+5℃以上になることもあります。
墓石や石畳は熱を吸収しやすく、表面温度はかなり高くなります。
注意ポイント!
- できるだけ早朝や夕方の時間帯を選びましょう
- こまめに水分補給を取るようにしましょう
- 小さなお子さまの手が、熱い石に触れないよう注意しましょう
◇熱中症のリスク

気温が高い炎天下の霊園内での立ち作業やお墓掃除は、熱中症のリスクが高いです。
草むしりをしていて立ち上がった瞬間に、フラッと倒れてしまう可能性もあります。
また、霊園は風が通りにくい構造の場所も多く、体に熱がこもりやすいこともあります。
注意ポイント!
- 冷たい飲み物や冷感タオルを持ってくるようにしましょう
- お墓の掃除をするときは、無理せず、こまめに休憩を取って休むようにしましょう
- 高齢の方や小さいお子さんが一緒にいる場合は、できるだけ短時間で切り上げるようにしましょう
- 管理事務所や休憩室など冷房の効いた屋内がある場合は、そういった施設で休憩を取ることもおすすめします
自動販売機がある休憩所が設けられている場合もあるので、活用するようにしましょう
◇虫刺されや害虫のリスク
夏の霊園は蚊や蜂、毛虫、ムカデなどの虫が多くいる季節です。
特に草むらや植木近くには、多くの虫が潜んでいる場合があります。
注意ポイント!
- 虫よけスプレー・かゆみ止めを持っていくようにしましょう
- 足元は長ズボン・靴下を着用することをおすすめします!
- 小さいお子さんなどが、草むらに手を入れたり、直接座らないように注意しましょう
◇草や苔による転倒
梅雨の時期から夏にかけては、雑草が勢いよく伸び、苔も多く発生し、石畳が滑りやすくなっていることがあります。
特に掃除中や水を撒いた後の地面は滑りやすく危険です。
注意ポイント!
- サンダルやヒールではなく、スニーカーなど滑りにくい靴で来るようにしましょう
- 年配の方がお参りをするときは、杖や介助をするようにしましょう
- 水を使った後は十分注意して移動しましょう
夏の法要に適した服装とは
◇法要時の服装
一般的には、法要の時はきちんとした服装が求められます。
ですが、近年の夏の暑さは、どんどん厳しいものになっているため、夏の炎天下でのお墓では、暑さとのバランスも大切です。
一般的には、黒や紺、グレーなど落ち着いた色合いの服を選び、露出の少ない服装が法要時は基本となります。
夏場は、喪服の場合でも、綿素材や吸湿速乾素材のワンピース、七分袖のブラウス、涼しいスラックスなどを取り入れるとよいでしょう。
体にフィットする服の場合、風が通りにくく、暑さを感じやすく、体温も籠ります。
サイズにゆとりがある服や、女性の場合はワンピースなど、風通しの良い服装をおすすめします。
祭祀される方や宗旨・宗派にも寄りますが、「法要の際は、暑いので軽装でお越しください」と言ってくださるご住職もいらっしゃいます。
そのように喪服ではない場合でも、カジュアルすぎず、「暑さへの配慮」と「失礼のない装い」の服装を選ぶと良いでしょう。

- 色味は落ち着いた黒・紺・グレー系統が良い(派手な色は避けた方が良い)
- 肌の露出は控えめに(ノースリーブ・短パン・ミニスカートなど)
- 男性の場合は、ポロシャツまたは半袖ワイシャツ(無地・濃色)+チノパンやスラックス
(通気性の良いジャケットや黒の薄手カーディガンを羽織るのもOK) - 女性の場合は、黒やネイビーの半袖の服や、七分袖のブラウス+スラックス、ワンピース
- UVカットのカーディガンやシンプルな羽織りもの
◇お参りの時の服装
お墓参りの時は、喪服のようなフォーマルな装いをする必要はありません。
お墓参りをするときに、これでなくてはいけないという服装のルールは特にないので、そこまで気にする必要はないでしょう。
ですが、お墓参りの時は、お墓の掃除をするかと思うので、動きやすく軽装で、涼しい恰好で行くと良いでしょう。
墓所によっては、夏場は蚊や虫が多く飛んでいる場合もあります。
また、5月ごろからは草木が大きく育つ時期であり、お墓のお掃除をするのも一番大変な時期となります。
お掃除に時間がかかりそうな場合は、薄手の長袖、長ズボンを着ていくことをおすすめします。
◇お墓に日傘・帽子・サングラスは持って行って大丈夫?
近年の暑さは、昔と違って気温が高く、お参りや法要で長時間お墓にいるのは熱中症の危険性があります。
熱中症対策として、お墓で日傘や帽子の使用した方がよい場合も多いです。
ただし、ご住職のやり方によっては、法要の最中は法要の最中は帽子を取った方がいい場合もあるので、使用する場面に配慮して、その時の雰囲気で、臨機応変に対応するようにしましょう。
サングラスも、体調や目の保護のためであれば問題ありませんが、あまりにも派手すぎるものは避けると安心です。

熱中症対策!夏のお墓参りで気をつけたいこと
◇夏のお参りに適した時間帯は?
夏のお墓参りは、早朝(6〜9時)や夕方(16時以降)の涼しい時間帯を選ぶのが鉄則です。
日中は気温が30度を超えることも多く、霊園内は日陰が少なく、照り返しが強い場所が多いため、熱中症のリスクが高まります。
できれば直射日光が強い時間帯は避け、家族と相談のうえ、スケジュールを調整してお参りに行くようにしましょう。
◇夏の法要・お墓参りに持っていくべき持ち物チェックリスト
夏にお墓参りやお参りに行くときに用意した方が良いものを、ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
基本の持ち物
- お線香・ライター
- お花(夏でも傷みにくい種類がおすすめ)
- 掃除用具(手桶・ほうき・雑巾など)
- ゴミ袋(使用後のお供物や雑草を入れる用)
熱中症・虫よけ対策
- 冷たい飲み物
- 首掛け扇風機・保冷タオル・冷感スプレー
- 帽子・日傘・UVカット長袖
- 虫よけスプレー・かゆみ止め
お子さま・高齢者向け
- 着替え・タオル
- 折りたたみイス(休憩用)
おわりに
夏の暑い季節のお墓参りや法要は、少し大変に感じることもあるかと思います。
今日ご紹介させていただいた夏のお墓での注意点を参考にしていただき、熱中症などに注意してお参りしていただけたらと思います。
千葉県野田市にある平成東武霊園には、一般墓から永代供養墓まで、多彩な区画の様々なタイプのお墓がございます。
それぞれの家族の価値観や供養の形から選択していただくことが出来ます。
大切な方々と共に、ご先祖様と、これから繋いでいく家族のために最善のお墓・供養の形を選択していただけばと思います。
監修者情報

渡辺裕
(わたなべゆたか)
1984年生まれ。千葉県松戸市育ち。実家が石材店のため、幼い頃からさまざまなご家族様の供養に触れて育つ。大学卒業後は法人向けソリューション営業に従事し、その後当石材店に勤務。多くのご家族様のお墓の建立に携わり、2017年に4代目店主として代表取締役に就任。終活に関する資格を多数所有し、幅広い知識と経験でお客様に寄り添ったサポートを心がけている。
有限会社 千代田家石材店/代表取締役
一般社団法人 日本石材協会/認定 お墓ディレクター 2級 認定番号 21-200080-00
一般社団法人 終活カウンセラー協会/終活カウンセラー 2級
一般社団法人 日本看取り士会/看取り士
一般社団法人 日本尊骨士協会/尊骨士
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