お墓についての心配ごととは?管理・継承・費用の不安を解決する方法 心配ごとから考える供養の選択肢
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「お墓の管理はこの先どうしよう、誰に頼もう」
「自分のあとにお墓を継ぐ人がいない、どうすればいいのか」
「費用はどれくらいかかるのか分からず不安」
お墓について、このような心配ごとや不安をお持ちの方は、決して少なくありません。
実際に、東京都が実施した令和7年度 インターネット都政モニターアンケートでも、
多くの方が「お墓の維持管理」「継承者の問題」「お墓の費用」に不安を感じていることが分かっています。
- 維持管理にかかる経費や手間が心配
- お墓を継ぐ人がいない、将来が不安
- お墓の費用がどのくらい必要なのか分からない
近年は、こうしたお墓の心配ごとに対応するため、
永代供養墓・樹木葬・芝生墓地など、ライフスタイルに合わせた供養のかたちが増えてきました。

この記事では、令和7年度 インターネット都政モニターアンケート結果をもとに、
お墓に関する代表的な心配ごとを一つずつ整理しながら、今選ばれている供養の選択肢について、分かりやすくご紹介していきます。
目次
- お墓についての心配ごと
- 心配ごと① 維持管理の経費と手間がかかりそう…
- ◆ 永代供養墓という選択肢◆
- ◆ お墓が遠方の場合は「代行サービス」という考え方も
- 心配ごと② お墓を継ぐ人がいない・家族の負担にならないか不安…
- ◆ まずは「家族と話し合うこと」も大切な一歩
- ◆ それでも不安な場合は「承継者不要」という考え方
- ◆ 「今」と「将来」を分けて考えたプランの選択肢
- 心配ごと③ お墓の費用がどれくらいかかるのか不安…
- ◆ 昔より「コンパクトなお墓」が増えています
- ◆ 費用を抑えやすい供養のかたちもあります
- ◆ 「安いから安心」ではないという視点も大切です
- おわりに|「まだ先」と思っている今こそ、知っておきたいこと
- 監修者情報
お墓についての心配ごと
東京都が実施しているインターネット都政モニターアンケートは、都政モニター500名を対象に、インターネットを通じてアンケート専用ホームページから選択方式で回答を得るかたちで行われています。
調査項目は、お墓や霊園のイメージについてという項目から、墓じまいや散骨といった近年関心の高いテーマを含め、お墓に関するさまざまな内容が幅広く調査されています。
今回はその調査項目の中から、
「お墓についての心配ごと」という項目に注目してみます。
「維持管理の経費と手間」「霊園の経営状況」「お墓の不足」「お墓までの距離や交通の利便性」などの複数の選択肢の中から、不安に感じるものを2つ選ぶ方式で回答が行われました。
その結果、最も多くの方が挙げた心配ごとは、
・維持管理にかかる経費や手間が心配
・お墓を継ぐ人がいない、将来が不安
・お墓の費用がどのくらい必要なのか分からない
という結果となりました。
心配ごと① 維持管理の経費と手間がかかりそう…
お墓のことを考えるとき、多くの方が最初に気になるのが「お墓の管理のこと」です。
・定期的にお参りに行き、掃除や手入れが出来るか不安
・高齢になったら、頻繁にお参りに行くのが難しいのではないか
・子どもに管理を頼むのは、申し訳ない
こうした心配は、決して特別なものではありません。
むしろ、これからお墓を考える方が共通して抱える「自然な不安」です。

お墓は一度建てたら終わり、ではなく、その後も「お参り」「掃除」「管理費」「将来のこと」など、少しずつ向き合い続ける場面が出てきます。
だからこそ近年は、最初から「無理なく続けられる形」のお墓を選ぶ方が増えてきました。
その中でも、最近特に選ばれているのが、永代供養墓という供養のかたちです。
◆ 永代供養墓という選択肢◆
永代供養墓とは、霊園や寺院が責任をもって供養・管理を続けてくれるお墓のことです。
一般的なお墓のように、ご家族が定期的に管理を行う前提ではなく、霊園側が継続して見守ってくれるため、将来への不安を減らしやすいのが特徴です。
たとえば、このような不安が軽くなります!!
①管理やお手入れの負担が少ない
お墓を維持するには、草取りや掃除だけでなく、
お参りのたびに「行ける人がいるか」「天候はどうか」など、意外と気を遣うことも多いものです。
永代供養墓であれば、霊園の管理体制の中で清掃や維持が行われるため、「続けられるかどうか」というを小さくできます。
②無縁墓になりにくい安心感
「子どもが遠方に住んでいる」「子どもがいない」
そうした場合でも、霊園が供養・管理を継続する仕組みがあるため、将来的にお墓が放置されてしまうリスクを抑えられます。
③“今の自分たちらしい”供養を選びやすい
昔は「お墓は代々継ぐもの」という考えが一般的でしたが、今は家族構成も暮らし方も本当にさまざまです。
永代供養墓は、そうした時代の変化に合わせて選ばれている供養の形でもあります。
「お墓はきちんと残したい。だけど、管理の負担はできるだけ減らしたい」
そんな思いを持つ方に、永代供養墓はひとつの安心材料になります。
永代供養墓にもいくつか種類があります。
近年人気が高まっている樹木葬は、墓石を建てる代わりに、樹木や草花をシンボルとした供養の方法です。
一般的な墓石のお墓の場合は、墓地や墓石を購入・維持するための費用がかかります。
それに対して、樹木葬は特別な墓石や墓地を必要としないため、一般的なお墓を作るのに比べて費用が大幅に削減され、経済的な負担を軽減することができます。
合葬墓(合祀墓)も、個合祀墓は個別の墓地に比べて、初期費用や墓地の管理維持費を削減することが出来ます。
個別の墓地では、墓地の購入費用だけでなく、維持管理費や年間の管理費がかかりますが、合葬墓は多くの遺骨を一カ所に集約するため、新しく墓石を購入する必要がありません。また、管理費もほどんどかからない場合が多いです。
◆ お墓が遠方の場合は「代行サービス」という考え方も
「実家から離れて暮らしていて、頻繁にお参りに行けない」
「仕事や子育てで時間が取れない」
「高齢になって、お参りに行けなくなった」
こうした事情をお持ちの方も、今はとても多いです。
そういった維持管理の負担を軽くできるのが、お参り代行・お掃除代行サービスです。

代行サービスを利用するのは、“手を抜く”ことではありません!
代行という言葉を聞くと、「なんだか申し訳ない」「ちゃんとできていない気がする」と感じる方もいらっしゃいます。
ですが、供養は“回数”や“距離”だけで決まるものではありません。
- 行けない時期があってもいい
- できる形で、供養の気持ちをつないでいけばいい
そう考える方が増えている今、代行サービスは遠方の方が供養を続けるための、現実的なサポートになっています。
無理をして通い続けるから、お墓の維持管理への負担が大きくなってしまいます。
「できる形で供養を続ける」ことも、今の時代に合った供養の考え方のひとつであり、お墓への負担を軽くすることが出来ます。
心配ごと② お墓を継ぐ人がいない・家族の負担にならないか不安…
お墓について考えるとき、お墓の維持・管理と並んで多くの方が悩まれるのが「お墓の継承」です。
- 「子どもはいるけれど、将来お墓を継いでくれるだろうか」
- 「そもそも継いでくれる人がいない」
- 「自分たちがいなくなったあと、家族に負担を残したくない」
こうした悩みや不安は、決して珍しいものではありません。
近年のライフスタイルや家族のかたちは、昔と比べて大きく変わってきています。
そのため近年は、
“お墓は必ず誰かが継がなければならない”という考え方そのものを見直す方も増えています。
◆ まずは「家族と話し合うこと」も大切な一歩
「お墓を継ぐ」と聞くと、とても大きな責任を背負わせてしまうように感じてしまいがちです。
ですが実際には、
- 年に数回のお参り
- 年間管理費の支払い
- 必要に応じた相談や手配
といった内容が中心で、必ずしもそれが大きな負担になるとは限りません。

そのため、子どもはどう考えているのか、どの程度なら無理なく関われそうかを、一度ゆっくり家族内で話し合ってみることで、「思っていたより心配しなくてよかった」と感じるケースも多くあります。
不安なまま決めてしまうのではなく、現実的な負担を知ったうえで判断することが大切です。
◆ それでも不安な場合は「承継者不要」という考え方
それでも、将来の家族構成や暮らし方が見えにくい今、お墓を誰が継ぐのか、この先も管理できるのかといった不安を感じる方は少なくありません。
できるだけ自分の代で、お墓の行き先を整理しておきたい、将来の状況が読めない、子どもにお墓の継承や管理を任せることに抵抗がある場合は、先ほども紹介したように、承継者を前提としない永代供養墓という選択が良いでしょう。
たとえば、このような不安が軽くなります!!
①継承者がいなくても供養と管理が続く
②子どもにお墓の管理義務や判断を残さない
③将来のお墓の不安を事前に整理できる
「お墓のことで家族を悩ませたくない」
「今のうちに、お墓の管理や供養の形を決めておきたい」
そうした考えから、お墓の承継問題に備える方法として永代供養墓を選ぶ方が増えています。
◆ 「今」と「将来」を分けて考えたプランの選択肢
「今すぐ永代供養墓に決めるのは、少し迷いがある」
「できれば、今は一般墓としてお参りを続けたい」
将来を見据えたプランのひとつが、一般墓と永代供養墓を組み合わせた供養のかたちです。
たとえば、
- 一定期間は一般墓として使用し、家族でお参りを続ける
- 契約期間終了後にお墓じまいを行う
- その後、永代供養墓へ改葬する
といった流れを、あらかじめ想定しておく方法です。
このような形であれば、
- 今の家族の思いを大切にできる
- 将来の管理や継承の不安を軽減できる
- 子ども世代に急な判断や負担を残しにくい
といったメリットがあります。
将来を見据えたプランには各霊園ごとに内容や条件の違いがあります。
大切なのは、「今すぐ決めること」ではなく、「選択肢を知っておくこと」です。
自分たちの不安を相談したうえで、将来を見据えたプランがある霊園を選ぶことで、お墓に対する不安をなくすことが出来ます。
心配ごと③ お墓の費用がどれくらいかかるのか不安…
「お墓には、どのくらい費用がかかるのだろう」
「高額になりそうで、なかなか一歩を踏み出せない」
お墓についてのご相談の中で、費用に関する不安はとても多く聞かれる内容のひとつです。

お墓は日常的に購入するものではないため、
- 相場が分からない
- 何にいくらかかるのか想像しづらい
- 後から追加費用が発生しないか心配
と感じるのも、無理のないことだと思います。
ですが近年は、お墓の考え方やつくり方が多様化し、費用面の選択肢も広がってきています。
◆ 昔より「コンパクトなお墓」が増えています
以前は、広い墓所に立派な墓石を建てる形が一般的でしたが、最近では、
- 小さめの墓所
- シンプルなデザイン
- 必要なものだけを備えたお墓
を選ばれる方も増えています。
「大きさ」や「豪華さ」よりも、無理なく維持できること・家族に合っていることを重視する考え方が広がっているためです。
◆ 費用を抑えやすい供養のかたちもあります
● 芝生墓地
芝生墓地は、墓石の周りを芝生で整えたお墓で、外柵などが不要な場合が多く、全体の費用を抑えやすいのが特徴です。
- 見た目が明るく、開放的
- 管理が比較的シンプル
- コンパクトな墓所が多い
緑豊かなお墓をお求めの方や「お墓は持ちたいけれど、できるだけ負担を抑えたい」という方に向いています。

● 樹木葬
樹木葬は、墓石を建てない、もしくは最小限に抑えた供養の形で、初期費用を比較的抑えられるケースもあります。
- 自然に囲まれた環境で眠りたい
- シンプルな供養を希望している
といった方に選ばれています。
◆ 「安いから安心」ではないという視点も大切です
費用が気になるからこそ、「できるだけ安く」と考えるのは自然なことです。
ただし、お墓は何十年にもわたって使い続ける大切な場所でもあります。
そのため、価格だけで判断してしまうと、
- 施工の品質
- 石材の耐久性
- アフターサポートの有無
といった部分で、不安が残ってしまうこともあります。
「安いか高いか」だけではなく、どんな説明をしてくれるか、不安や疑問にきちんと向き合ってくれるか、長く付き合える相手かどうか、といった点も含めて、信頼できる石材店・霊園を選ぶことが、結果として安心につながります。
おわりに|「まだ先」と思っている今こそ、知っておきたいこと
お墓のことは、日々の生活の中では、どうしても後回しになりがちです。
けれど実際には、「元気な今だからこそ考えられること」「今だから選べる選択肢」も多くあります。
管理のこと、継承のこと、費用のこと。
どれも一人で答えを出すには難しく、だからこそ「心配ごと」になってしまいます。
ただ近年は、永代供養墓や樹木葬、将来を見据えた一般墓との組み合わせたプランなど、不安を前提に考えられた供養の形が増えています。
お墓に関する不安は、漠然としたものも多く、そんな方は、一度情報を整理してみることが、気持ちを軽くするきっかけになることもあります。
霊園への見学や相談は、何かを決断するための場ではなく、考えるための場でもあります。
実際の雰囲気を見て、話を聞いてみることで、「自分たちには、こういう形が合っていそうだな」と感じられることもあります。
平成東武霊園では、
こうしたお墓に関する心配ごとを踏まえたうえで、さまざまな永代供養墓や安心プランをご案内しています。
- まだ具体的に決まっていない
- まずは話だけ聞いてみたい
- 実際の雰囲気を見てから考えたい
そんな段階でも、まったく問題ありません。
お墓のことは、一度で決めなくていいものです。
現地をご覧いただきながら、ご家族にとって無理のない形を、少しずつ一緒に考えていければと思います。
どうぞお気軽に、見学・ご相談にお越しください。
監修者情報
渡辺裕
(わたなべゆたか)
1984年生まれ。千葉県松戸市育ち。実家が石材店のため、幼い頃からさまざまなご家族様の供養に触れて育つ。大学卒業後は法人向けソリューション営業に従事し、その後当石材店に勤務。多くのご家族様のお墓の建立に携わり、2017年に4代目店主として代表取締役に就任。終活に関する資格を多数所有し、幅広い知識と経験でお客様に寄り添ったサポートを心がけている。
有限会社 千代田家石材店/代表取締役
一般社団法人 日本石材協会/認定 お墓ディレクター 2級 認定番号 21-200080-00
一般社団法人 終活カウンセラー協会/終活カウンセラー 2級
一般社団法人 日本看取り士会/看取り士
一般社団法人 日本尊骨士協会/尊骨士
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