お墓参りガイド 服装や持ち物、お参りの時期や代行サービスなども紹介

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春の彼岸が先日終わりましたが、お彼岸にお墓参りに行かれた方も多かったのではないでしょうか。

お墓参りは、故人を偲び、先祖への敬意と感謝を表す日本の伝統的な習慣です。
これは単に形式的なものではなく、家族や親族が集まり、絆を深める貴重な機会ともなります。
故人との思い出を共有し、後世に伝えることで、家族の歴史と文化を継承していく意義も持ちます。

今回は、普段何気なく行っているお墓参りについてお伝えいたします。

お墓参りをするときに作法やマナーはある?

お墓参りには、基本的には特別な決まりや作法などはありません

お墓参りの際の服装にも特別な決まりはないので、喪服でなくてはいけないというルールなどはありません。
ただし、夏場は気温が高い上に、墓石からの照り返しなどもあるので、墓所はかなり暑くなります。
直射日光を避けるために日傘や帽子などを準備していくと良いでしょう。
また逆に、冬場はしっかり防寒対策をして行くようにしましょう。
また墓所によっては、蚊や虫がいる場合もあるので、そのような場合は長袖を着用してくることをおすすめします。

墓地までの共用の通路が土の場合や、未舗装の場所を通る場合は、ハイヒールなどの歩きにくい靴は避け、掃きなれた汚れても大丈夫な靴で行くと良いでしょう。

お墓参りに特別なマナーやルールはありませんが、霊園内は他の家族の墓地もたくさん並んでいるため、掃除をするときなどには周りの墓所への配慮は必要です。
その他霊園内の決まり事などがあることもあるので、事前に霊園のルールは確認しておくと良いでしょう。

お参りの持ち物

お墓参りに行くときは、お線香、お花、お供えする水や食べ物や、墓所の掃除をするための掃除用具などを持っていきましょう。

お墓の近くに売店などがある場合は、お線香・お花などは現地で買うことができます。
また、霊園の管理事務所で販売している場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
掃除用具や手桶などは、お寺や管理事務所で備えていることが多いです。

一般的な持ち物を紹介しますので、参考にしてください。

  • お線香:お墓参りにお線香は欠かせません。
        仏教においてのお線香は、束で使用して香煙をたくさん出し、その場所と自分自身を清めるために使用します。
        お香は広く隅々までその香煙が届くことから、差別なく施しを与える仏様の慈悲を意味しています。
  • 清掃用具:お墓の掃除用に、手袋、ほうき、ちりとり、やわらかいスポンジ、ゴミ袋などを持参します。
         お墓がきれいな状態を保てるように心がけましょう。
  • 水:お参りをする人の心を清めるという意味があります。
      お墓の掃除や、お花を活けるためにも使います。
  • お供え物:季節の果物や故人の好物や小さめのお菓子などが良いでしょう。
         霊園によっては、お供え物はカラスなどに荒らされてしまうため、持ち帰るようにルールがある場合もあります。
         事前に確認するか、念のためすぐに持ち帰れるようなお菓子などを持参すると良いでしょう。
  • お花:お盆やお墓参りなどの定番の花は菊です。
       花持ちがいいこと、花粉や花弁が落ちてお墓を汚しにくいことなどから、昔からなじみのある仏花です。
       ですが特に決まりはないので、故人の好きだった花や、季節のお花などで問題ありません。
  • 水分補給の飲み物:お墓の掃除をすると、意外に汗をかいたりします。また、夏場の墓所は暑いため、水分補給できるものを持って行くことをおすすめします。

お墓参りのやり方

特に決まったお参りの仕方はありませんが、基本的な流れを記載します。
ぜひこれからのお墓参りの時に実践してみてください。

  • お墓が寺院にある場合には、まず本堂でお参りする
  • お墓の掃除をする
  • お線香に火を点けて線香立てに立てる
    線香は、火をつけてから少し待ってから火を吹き消し、煙が立ち上るようにします
  • 花立てにお花をお供えする
  • 水鉢(お墓にお水を入れるくぼみ)がある場合、そこにきれいな水を入れてください
    水鉢がない場合、湯呑等にお供えするのも良いでしょう
  • 墓石に水をかける
    水は「清浄なもの」の象徴で、水をかけることにより、ご先祖さまの霊を清めるとされています
  • お供えをする
  • 最後に、ご先祖さまに向かって手を合わせて黙祷し、冥福をお祈りする
  • 後片付けをする

お墓参りはいつ行けばいい?

お墓参りの時期や頻度に決まりはありません。
気が向いた時や、何か報告したいとき、時間が出来たときなど、好きな時に行っても大丈夫です。

 ◇一般的なお墓参りの時期

お盆、お彼岸、正月などにお墓参りに行く人が多いです。
祥月命日(故人の没年月日と同じ月日)月命日(毎月訪れる故人が亡くなった日にち)に行かれる方も多いようです。

また、進学や就職、結婚や出産など、人生における節目の出来事の時には、報告をしにお墓を訪れたりもします。

お墓参りには決まった日にちや、行く頻度などは全くなく、行きたいと思ったタイミングで行くことが出来ます。

 ◇お墓参りに行ってはいけない日はある?

お墓参りを控えなくてはいけない日というのも特にありません

仏滅の日はお参りを避けるべきという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、仏教と六曜は関係がないため、仏滅にお参りをしても何の問題もありません。

また、年末年始はお墓参りは行かない方がいいという意見もありますが、これも全く問題ありません。
お墓=お悔やみごとのイメージがあるため、お正月というおめでたい時期に、お悔やみの場所に行くことに抵抗感を持つ方も少なくありません。

しかし、本来お墓参りは先祖の冥福を祈り感謝や報告をするための仏事であることを考えると、お正月のお墓参りはまさに最適なタイミングといえます。
お墓は、ご先祖様が眠っている場所であり、決して縁起が悪い場所ではありません。
そのため、年末年始のお墓参りも全く問題なく、親族が集まるタイミングでみんなでお参りできる良い機会であると言えます。

昔はお墓参りに行ってはいけない日、つまり「忌み日」に関する風習があったようですが、これらは一般的なルールというよりは、各家庭や地域の習慣、宗教的な考え方によることが大きいです。

現代ではこのような忌み日を厳密に守る習慣は薄れつつあり、多くの人は日程の都合上や、故人を偲ぶ気持ちを大切にしてお墓参りに行っています。
宗教的な背景や地域の習慣に深く根ざしている場合を除き、お墓参りは故人を思い出し、敬うための行為であるため、そのタイミングは個々の判断や家族の都合に委ねられることが多いです。

お墓が遠方にある場合のお墓参り

お墓が遠方にある場合、定期的にお墓参りを行うのが難しいことがあります。
しかし、故人を偲び、お墓を大切にする心は変わりません。
遠方のお墓をどのように管理し、敬うかについて、いくつかの対処方法を紹介します。

 ◇地元の親族や知人に依頼

遠方に住んでいても、お墓のある地域に親族や知人がいる場合は、彼らにお墓参りをお願いすることも一つの方法です。
年に一度や特定の節目だけでも、代わりにお墓参りをしてもらうことで、故人への思いを伝えることができます。

 ◇自宅での供養

お墓が遠方にある場合、自宅でも故人を偲び、供養することができます。
お墓参りにはなかなか行けなくても、仏壇や写真の前でお線香をあげ、手を合わせて故人を思う時間を持つこと自体が大切です。

 ◇お参り代行サービスなどの利用

最近では、石材店などでお墓参りを代行してくれるサービスもあります。
お墓が遠方にある場合や、身体的・時間的な理由でお墓参りに行けない場合に利用できるのが、お墓参りの代行サービスです。
これは石材店などの専門の業者が、依頼者に代わってお墓参りを行い、故人への敬意を表すものです。

サービスの内容は業者によって異なりますが、お花やお線香を上げるなど、依頼者の要望に応じた形でお墓参りを代行してくれます。
お墓の掃除などの依頼も出来ます。
参拝後の報告として写真や報告書を提供してくれる場合もあります。

遠方に住んでいる場合や忙しくてお墓参りに行く時間が取れない人も、代行サービスを利用することで、お墓の専門的な清掃や管理を行ってくれるため、お墓が常にきれいな状態を保つことができます。

ただし、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
また、サービスの費用は業者や依頼内容によって異なってくるので、事前に調べてから依頼した方が良いでしょう。

お墓参りにおけるQ&A

 Q,お墓参りに適した時間帯は?
  基本的には日中、特に午前中から午後の早い時間帯が好ましいとされます。
  この時間帯は、一般的に墓地が開いており、訪問しやすいだけでなく、日光が十分にあるため、安全にお墓の周囲を清掃したり、お供え物を整えたりすることができます。
  ただし、季節やその日の天候によって、お墓参りに適した時間帯は変わります。
  暑すぎる日は、早朝や夕方の涼しい時間帯を選ぶことが望ましいです。

 Q,神道式のお墓参りは?
  神道でも、仏教の初盆や新盆はお墓参りをします。
  その他にも祥月命日や年忌法要にあたる式年祭(しきねんさい)に合わせてお墓参りをするところは仏教と変わりありません。
  仏教では線香を焚き「焼香」をしますが、神道ではロウソクを灯し、「玉串(榊)」をお供えします。

 Q,キリスト教のお墓参りは?
  キリスト式では、仏教ほどお墓参りを重視していません。
  そのためお彼岸やお盆のように一斉にお参りする習慣はありません。
  故人の命日などにお墓参りに行くことが多いようですが、「仏である故人」を拝むのではなく、故人とともに「神」に祈りをささげるようです。
 

おわりに

お墓参りは、単に形式的な行事ではなく、故人との絆を感じ、先祖への感謝の気持ちを新たにする貴重な機会です。
特定の日のお墓参りを避けるべきだとするようなルールがあるわけではなく、頻度や時期に関わらず、いつでもお参りに行くことができます。
大切なのは故人に対する思いやりや敬意を持ってお墓参りを行うことです。
ただし、地域や宗教や宗派によっては、お参りに適さない日などがある場合もあるので、事前に確認をしておくことをおすすめします。

お墓が遠方で自分でのお参りが難しい場合は、現代のニーズに合ったサービスを利用してお墓参りをすることも、新しい供養の形の一つです。

今回の記事をきっかけに、改めてお墓参りについて考えるきっかけとなればと思います。

千葉県野田市にある平成東武霊園には、一般墓から永代供養墓まで、多彩な区画の様々なタイプのお墓がございます。
それぞれの家族の価値観や供養の形から選択していただくことが出来ます。
大切な方々と共に、ご先祖様と、これから繋いでいく家族のために最善のお墓・供養の形を選択していただけばと思います。

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